マレーシアでWECHAT PAYでガソリンを入れてみる(クアラルンプールでの電子マネー事情:2019年6月時点)
今から二年ほど前の2017年の5月頃まで上海で暮らしていたのですが、既にQRコードを使った電子マネーでの買い物や個人間送金は普通に出来ていたのですが、マレーシアに来てからは基本現金!それかCHEQUE(小切手)。
一応クレジットカードも使えるのですが、マレーシアで手に入れるのが非常に難しい…。
まぁ思いつく理由は幾つかあるのですが、色々試した結果AIR ASIAのBIG PAYというカードは手に入れました。
これでやっと現金持ち歩かなくてもいいかなと思ったのですが、まぁ使い勝手の悪い事(笑)
まず、クレジットカードで払おうとすると『NO INTERNET』と言われます。要するに通信回線に問題があるから使えないと。でも恐らく店員さんがレジの操作方法を知らない、若しくは『めんどくさい』という理由が95%位だと思います(笑)
次に、マレーシアのクレジットカードはチャージ式、要するに日本のSUICAの様に先にお金を入れておいて、その後買い物をするというスタイルが一般的なのですが、問題は銀行口座からチャージは出来るが戻せないという…。
やっとここでタイトルのガソリンを入れる話になるのですが、以前書いた様にクレジットカードでガソリンは入れられます。しかしBIG PAYのカードでは出来ませんでした。PETRONAS/PETRON/SHELLの三社、複数のスタンドで試したのですが出来ません…。
#実は後で知ったのですが、最低でもRM200のチャージが必要だった様子。引き落とし失敗の履歴を見て判明。
そこで次に試してみたのがWECHAT PAY。
WECHATのアプリの中で使えるのですが、WECHAT PAYに関しては1つのアカウントの中で『ウォレットの地域の選択』で『马来西亚』に切り替えて使います。
(※中国語でマレーシアは马来西亚と書きます)
要するに中国元(RMB)とマレーシアリンギット(RM)のお財布は違うという事です。
ちなみに相互換金という機能はありません。期待したのですが…。
予め銀行カードを登録しておく事で、Balanceという項目の中の『Top Up』でWECHAT PAYのウォレットに入金できます。
また『Withdraw』でウォレットのお金を銀行口座に戻す事が出来ます。
日本も含めて、なんとかPAYは沢山あるのですが実はこの銀行口座に戻す機能がある電子マネーは多くありません。
銀行に戻せないという事は、一度入金してしまうとそのなんとかPAYで支払えるモノにしか使えません…。ポイントと同じ感じで。実はマレーシアのクレジットカードも似た様なもの…。
中国でALIPAY(支付宝)、WECHAT PAY(微信支付)が普及したのは、この口座に戻す機能がついているからだと思います。
ただ残念なのは、この戻すまでの時間が数日かかってしまう様です。これがもっと早くなれば本気で使っても良いのですが…。
という事で、前置きが非常に長くなりましたが、WECHAT PAYでガソリンを入れてみました。
去年PETRONでキャンペーンを行っていたので、多分今でも使えるはずと思いカウンターに行ったのですが、『NO CREDIT CARD』と大きく張り紙があったので速攻で断念。
二軒目のスタンドに入りカウンターに行くと、お約束の『NO INTERNET』。
外にでかでかとWECHAT PAYの看板があったと食い下がると、しぶしぶ他の人を呼んでくれた。その人(女性)は詳しい様子で、レジの男性に半切れ状態でレジの使い方を指示しながら端末を取り出しました。
赤と黒の端末がWECHAT PAY専用の端末らしいです。
この後どうするのかなと思ったら、先に給油した後で支払いをする様子です。
#2019/07/05に使った際に現金でデポジットよこせと言われました。言いたい事は分かるけど現金使ったら意味ない(笑)
ガソリンの入れ逃げ(?)されたらどうするんだろうと思いながら給油を完了。支払いは、自分のスマホアプリBalanceの左隣のQuick Payを押すと表示されるQRコードをさっきの専用端末で読み込むと支払い金額入力画面になるので、金額を入れてパスワードを入れて終了。
専用端末からレシートが出てくるので必ず貰いましょう。店員の操作ミスなど後で何か問題があった時の証拠になります。まぁ支払った際にスマホにメッセージが届くので、マレーシアだとそれでいけるとは思いますが一応。
という事で、無事支払いが出来ました。ちょっと時間がかかるけど残金も後で銀行に戻せるので、今の所自分的にはマレーシアで使えそうな何とかペイはこれ一択です。